ウスタケ- ラッパタケ科 -

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ウスタケ写真1
環境
ウスタケはモミやツガなどの針葉樹の林、または広葉樹との混生林の地上に発生します。
季節
夏~秋
特徴
ウスタケはカサの直径が4~10cm程度の大きさのキノコで、幼菌時は角笛状の形をしていますが、成長すると漏斗状になり、カサの中心部分の穴は柄の基部にまで達している事からラッパとも形容される形になります。カサの色は幼い時は朱色を帯びた赤色または橙色を帯びた黄色で、成長すると黄土色の地に赤橙色~橙褐色の斑紋が全体に広がります。また、成熟するとカサのフチの部分が不規則に波打ち、アサガオのような形状になっていきます。

ウスタケのヒダの部分は脈状になっている事から皺ヒダとも呼ばれ、柄の根元付近にまで長く垂生し、色は淡い黄色~黄土色。成熟すると濃い褐色のシミが出てくる事があります。
柄はヒダと同じ淡い黄色~黄土色をしており、色がほぼ同じ事もあってヒダとの境目がはっきりしていません。しかし、根元部分は橙褐色で色みが異なります。

ウスタケの肉は白色で、毒キノコなので口にする事はないと思われますが、特徴的な味はないと言われています。
ウスタケ写真2
その他の名称
学名:[Gomphus floccosus]
価格
不明
ウスタケは消化器系の中毒症状を起こす毒を持った毒キノコです。
ゆでこぼすと食べられるという情報もありますが、基本的には口にしない方がよいでしょう。

尚、似たような形状をしているフジウスタケもウスタケと同様の毒を持っています。
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