トリュフ- セイヨウショウロ科 -

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トリュフ写真1
環境
トリュフはカシ、ブナ、ポプラ、クリノキなどの木の根元の地表に近い所に発生します。
季節
夏、秋、冬
特徴
トリュフは別名セイヨウショウロとも言い、世界三大珍味のひとつで高級食材になっている香りがとても特徴的なキノコです。
大きく分けて「黒トリュフ」「白トリュフ」の2種類があり、黒トリュフはフランスのペリゴール地方、プロヴァンス地方、ウンブリア地方のものが有名で、白トリュフはイタリアのピエモンテ地方のものが有名です。

特に白トリュフは限られた地域でしか取れない上に産出量がとても少ないので、黒トリュフの何倍も高価で取引されています。
中国にもイボセイヨウショウロという同種のキノコが生育していますが、そちらはヨーロッパのものと比べるとそれほど価値が認められておらず、価格は少し抑えられたものになっているようです。
トリュフの形はジャガイモのように不規則にデコボコしていて直径は3~15cmほど。表面に大理石のような模様があり、小さな突起が無数に見られます。表面の色は黒トリュフと呼ばれるものは黒っぽく、白トリュフと呼ばれるものは黄白色をしています。

肉は白色~褐紫色で、トリュフの代名詞とも言われている香りに関しては、最高の状態を保てるのは3~4日間と言われています。
実は日本でもトリュフの仲間にあたるキノコが15種ほど見つかっていますが、食用に適するかは不明です。また、イモタケと呼ばれる白トリュフ型のキノコが世界的に広く分布している為、しばしば白トリュフと間違えられる事があるようです。
トリュフ写真2
その他の名称
黒トリュフ、白トリュフ、黒いダイヤ
学名:[Tuber spp.]
価格
非常に高価
食べ方
パスタ、サラダ、ソースの材料など。
トリュフは香りがとても特徴的なキノコなので、その香りを活かした料理がメインになります。
取れた季節によって、香りの強さが違うと言われており、夏のもの(サマートリュフ)より、冬のもの(ウインタートリュフ)の方が香りが遥かに強く、高く評価されているそうです。
また、黒トリュフと白トリュフで調理方法にも少し違いがあり、黒トリュフは加熱した食べる事が多いのに対して、白トリュフは殆ど生で食します。
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