タモギタケ- ヒラタケ科 -

PR
タモギタケ写真3
タモギタケ写真1
環境
タモギタケは広葉樹、特にニレ、カエデ、ナラなどの倒木や枯れ木から発生します。
また、北海道や東北などに多く発生するキノコだとされています。
海外においては中国の東北部や朝鮮半島などで生育が確認されています。
季節
夏~秋
タモギタケ写真4
タモギタケ写真2
その他の名称
楡茸、コガネシメジ
学名:[Pleurotus cornucopiae var. citirinopoileatus]
[Pleurotus citrinopileatus]
価格
やや高価
特徴
タモギタケのカサは直径が4~12cmほどの大きさで、色はレモンのような鮮やかな黄色をしており、その美しい黄色のカサがタモギタケの大きな特徴のひとつだと言えます。また、カサの形は最初は縁が内側にまいた饅頭型ですが徐々に開いていき、最終的には反り返って漏斗型になります。

タモギタケのヒダの部分は白色から淡黄色で柄の部分まで大きく垂れ下がっています。
柄の部分は数本がひとつに融合しているのが特徴で、色はヒダと同じく白から淡黄色、長さは2~5cmほどです。
肉はカサの部分は薄くなっており、色はカサの色とは異なり全体的に白色で、肉からはかすかに特有の香りがします。

群生している事が多いので見つかった時は大量に収穫でき(運が良ければ数十キロ収穫できる事もあります)、主に夏の暑い時期に発生するキノコなので一般的なキノコ狩りのシーズンよりも少し早い時期に収穫する事ができます。

タモギタケは一般的にはあまり馴染みのないキノコですが、味や香りが良い事から北海道などでは特に好まれ、栽培品なども通常のタモギタケという名前の他、コガネシメジという商品名でも販売されています。

タモギタケの名前の由来はニレの木によく発生する事からニレの別名である「タモ」からその名がついたとされています。
食べ方
汁物、炒めもの、天ぷらなど。
和食の他にもタモギタケはポタージュやシチューなどの洋食の材料としても利用されます。
一般的に木材から生える食用キノコはおいしいと言われていますが、タモギタケも美味しいキノコとして知られており、弾力があって歯切れもよく、様々な料理に合うとされています。
しかし、特徴的な美しい黄色は熱を通すと白っぽくなり、失われます。タモギタケ特有の良い香りは収穫後に時間が経つと消えてしまいます。
PR