オオシロカラカサタケ- ハラタケ科 -

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オオシロカラカサタケ写真1
オオシロカラカサタケ写真3
環境
オオシロカラカサタケは草地などの肥沃な土壌、市街地、公園などに群生します。
また、フェアリーリングを形成する事もあります。

熱帯・亜熱帯地方で多く見られる種類なので以前は国内では沖縄などでしか確認されていませんでしたが現在はかなり広い範囲で見られるようになりました。
季節
春~秋
オオシロカラカサタケ写真2
その他の名称
学名:[Chlorophyllum molybdites]
価格
不明
特徴
オオシロカラカサタケはカサの直径が5~30cm程の中型~大型のきのこで表面の色は名前の通り、白色。幼菌時は黄土色または淡い褐色をした表皮に包まれていますが、成長すると共に表皮は裂けて、カサの表面にササクレ状になって残ります。カサの形は幼い時は球形をしており、饅頭型に変化した後に、やがて平らに開いていきます。

ヒダは幅が広く、密に並んでおり、幼い時は白色ですが、やがて濁った青緑色を帯び、成熟すると暗オリーブ褐色に変色していきます。
オオシロカラカサタケの柄は長さが10~30cmと長く成長する傾向があり、上部には可動性のツバが見られます。また、根元に近づくほどに太くなっており、基部は更に大きく肥大化しています。柄の中身は空洞で、表面の色は白色ですが、やがて褐色を帯びていきます。

オオシロカラカサタケの肉は白色ですが、傷がつくなどすると赤褐色に変色するという性質を持ち、やや、カブトムシのような土臭いニオイがあります。
オオシロカラカサタケは食べると嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状がでる毒キノコです。

その毒性は強く、オオシロカラカサタケは食べた事で救急車で運ばれ、生死の間をさまよったという報告もあります。

食用キノコの「カラカサタケ」と似ているので謝って食べないように注意しましょう。
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